Slash×Slash

Slash(m/m小説) レビューブログ

※万人向けの内容ではないのでご注意ください
→このブログについて

実益も兼ねた一石二鳥、ということでスラッシュを読む人もいるようです。実際、できることなら実益ほしいよねえ。
エロを読んで英語は上達するのか?

結論からいくと、英語多読には、英語力上達の即効性はないと思う。
英語が上達するかと言えば、「しないこともない」
が、「あてにできるレベルではない」

英語の小説(エロ非エロ問わず)を読むことでつく能力は、あくまで「英語の小説を読む能力」で、ここが意外と曲者なんですね。
小説は読めてもテストはとけないとか、TOEICもあんまり上がらないとか、英字新聞は読めないとか、英会話も上達しないとか、そういうところに着地する確率は高い。

その理由は、読み方によります。
洋書を多読するには、「辞書は原則として引かない」「わからない部分はスルー」「日本語訳をしない(ようにする)」「どうしてもスルーできないコアな部分のみ辞書を引いてチェック」などが有効です。
数を読むことによって英語のまま理解するようになり、スルー能力をつけることによってつっかからず快適に読みとばせるようになり、足りない部分は前後からの推測で補う。
英語力というより、ただの補完能力です。

つまり、一文ずつ正確に読みといているわけではない。
むしろ「正確に読もう」とする意識は、小説をどんどん読んでいくには邪魔になります。
ですがテスト類にはまさにその「正確さ」が要求される。
身につく能力が、ちょっとずれているわけです。


つまるところ、英語力と「英語の読書力」って、思うほどは関係ないんですよ。
小説を読むというのは大量の文章を大まかに把握することであって、その「大まかさ」の匙加減がコツなんだと思います。
むしろ、「テストの成績がいい」人ほど厳密に英語の内容を把握しようとする(正確な日本語訳にしようとしたり)ので、意外と小説を読むのに苦労することがあるようです。
一文一文、真面目にアプローチしすぎるからだと思う。それは疲れる。

そんなわけでタイトルの答えはイエスでもありノーでもある。
大量の英語に馴染むことによる遠回しな効果やボキャブラリの進化はありますが、効率がむっちゃくちゃ悪い。しかもうっかりするとエロい単語ばっかり覚えちゃったりするんだぜ。
やはりあんまりオマケには期待せず、本編を楽しむのが一番かと思います。

それでもやっぱりスラを英語力強化に結びつけたい!という時は、1度読んですごく好きな本(の萌えるシーン)を、再読しながら辞書を引き、意味を正確にとっていくのがいいんじゃないかなあ。
これは読書力上達の意味でもおすすめ。












管理者宛の投稿

★Three-Star rating system★


[カテゴリ]View ALL
レビュー (314)
★★★ (90)
★★ (190)
★ (34)
モノクローム・ロマンス (10)
電子ブックリーダー (23)
iPodTouch・Stanza (19)
nook (4)
雑談 (84)
英語 (29)
文法 (4)
読書日記 (11)
…このブログについて (9)
…書店情報 (2)
[タグリスト]

09 | 2017/10 [GO]| 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリ一覧 最近の記事一覧 プロフィール リンク一覧 メールを送る
[カテゴリ]


モノクロームロマンス(M/M翻訳)


■公式サイト■

・2017年
・後半 王子二巻
・12月 アドリアンXmas

・ほかにも出るかも
・王子とか何か売れてくれ〜(色々軽くピンチ)
・来年はもふもふやるよ!

*発行済*
・フェア・ゲーム
・フェア・プレイ
・ドント・ルック・バック
・恋のしっぽをつかまえて
・狼を狩る法則
・狼の遠き目覚め
・狼の見る夢は
・天使の影(アドリアン・イングリッシュ1)
・死者の囁き(アドリアン2)
・悪魔の聖餐(アドリアン3)
・海賊王の死(アドリアン4)
・瞑き流れ(アドリアン5)
・幽霊狩り(ヘルハイ1)
・不在の痕(ヘルハイ2)
・還流
・夜が明けるなら(ヘルハイ3)

*他訳者さん*
・わが愛しのホームズ
・ロング・ゲイン
・恋人までのA to Z
・マイ・ディア・マスター