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Catch a Ghost
SE Jakes
CatchAGhost.jpg★★☆ summary:
Hell or High Waterシリーズ1

Prophet、元CIAの男。
今はExtreme Escapes, Ltd.という組織でボスの下で働きながら、様々な秘密作戦をくぐり抜けている。
よく言えば独立独歩、だがその実態は誰も信用せず誰も近づけない傲慢で孤高で危険な男。

Tom Boudreaux、元FBIの男。FBIとして挫折し、保安官としての人生も挫折した。
「勘」としか言いようのない感覚を持っているが、彼と組んだ相手は皆それを「不運」と呼び、Tomの存在を嫌った。

どんな相棒ともうまくいったことのない二人の男が、ボスの命令で組まされることになる。

二人ともに相手に対する敵意を隠そうともしないが、仕事には共に取り組み、死んだ男の足取りをたどって違法な地下ファイトクラブの存在をあぶり出す。
それぞれを追ってくる過去の亡霊をかかえながら、彼らは地下へ、血の臭いがする方へと潜っていく。

だがTomにはProphetに秘密にしていることがあった。まだ相棒として組まされることも知らなかった頃、誰かがProphetが拷問まがいの尋問を受けている記録テープを送りつけてきたことを。

そしてProphetにもTomに、いや世界全体に秘密にしていることがあった。彼の視力が、次第に奪われつつあるということを。
.....



SE Jakesさんは「Men of Honor」シリーズというシークエンス形式のシリーズがあります。この作家の話はとにかく「どいつもこいつもアルファ」ということが特徴。アルファというのは、自分が場を支配していないと気が済まないような強い男のこと。
片方がアルファ、というのはよくありますが、「両方」というのは結構珍しくそれも強いが傷をかかえた「さまよえるアルファ」だったりして、強情な男たちが時には血まみれになりながら戦うというたまらない人にはたまらないお話なのですよ!
そんなSE Jakesさんの新シリーズ「Hell or High Water」(天国と地獄的な極端なふたつの状態、そこから転じて「苦難をのりこえる」「何が起ころうとも」的な意味も持つ)。これは読まないわけにはいきません。

そして本当に、期待にたがわず傷ついたアルファたちの苦難の戦いでした。
ProphetはMen of Honorシリーズの5にちらっと出ていて、とても印象的なキャラだったのですが、今回は主人公。全4冊の予定だったかな、このシリーズは全編通して彼とTomの話だそうです。
二人が所属しているEEという組織は、多分民間企業の皮をかぶった政府組織だと思います。CIAなどが表向きにできない仕事を片づける、汚れ仕事役の連中。
「相棒なんかいるか!」と見下してつき放してくるProphetに、一歩も下がらず立ち向かうTom。二人の間にある緊張感が凄まじいくらいで、読んでいて楽しいったら。

事件はProphetの過去を追うような形で、深くアンダーグラウンドへと入っていきます。
TomはProphetにつきまとう過去の亡霊が気になって仕方ない一方で、これまで三人の相棒をなくしてきた経験から自分の持つ「不運」がProphetへも害を為すのではないかという思いにもとらえられていく。近づけば近づくほど、恐れは大きくなる。

後半、ちょっと感情に流されすぎてて「プロ」っぽくないあたりも出てきたりするのがややマイナスポイントだったりもするのですが、でも息づまるアルファ対決は読んでいてすごく楽しかった。
続編も楽しみです。次の「Long Time Gone」は買ってあるので読むぞ!
強い男、強い男たち、トラウマを抱えた戦う男、なんかにぐっとくる人なら絶対おすすめ。

★アルファ/アルファ
★対立する相棒もの

こんにちは、いつもこちらを参考に読む本を探しています。いつもわかりやすく的確なレビューをありがとうございます!
この本は紹介文にぐっと心をつかまれてしまい、早速買って読んだのですがいい買い物でした。屈強な男同士の世界、ステキです。こういう組み合わせが少ないなんて残念でなりませんが、この作者さんのはいろいろ読んでみようと思います。
キャラクターも過去にとらわれていたり心を閉ざしていたりと陰影があっていいですね。Prophetの心のシャッターが最後まで閉じっぱなしで、Tomが不憫になってしまいました。いつごろシャッターが開いていくのか続きが気になっています。
それではブログの更新を楽しみにしております。よい本のご紹介、ありがとうございました。寒い日が続きますがご自愛くださいませ。
こんにちは、M/Mの大海のちょっとだけしかすくえていませんが、最初の道標にでもなれればうれしいです!

楽しい本ですよねっ。どっちもリーサルっていうか人間兵器みたいな強さで、あんなにボロボロに傷ついているのがまたたまらない感じです。
Men of Honorシリーズも、ちょっとSM入ったりしつつ、カプが毎回変わるシークエンス方式ですごく好きなシリーズです。この間、6が出たので買いに行かないと!おすすめ作家さんですので是非。
こんにちは、Men of Honorシリーズのご紹介ありがとうございました。シリーズのファンになりました。面白かったです!

時間があったので3巻一気読みしてしまいました。いろんな意味で濃かったですけど、好きな方向の濃さでとても好ましかったです。軍人まみれだしかなりkinky入ってますね。またこんな感じの本がありましたらサイトでご紹介ください。
濃い濃いですよね!
私はM/Mでにりんざしを読んだのは初めてというか、そのシリーズが唯一だと思います。3Pは多かれど!
実に男くさいけれども繊細なキャラが印象に残りますし。ここのところ、作家さんの人気も相当上がってきているようです。やった。
どっちのシリーズも先が楽しみですね。こういう迫力のある男もの、もっと増えるかもしれません。











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