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My Regelence Rake
J.L.Langley
MyRegelenceRake.jpg★★☆ summary:
Sci-Regemcy シリーズ

Colton Townsend、惑星Regelenceの第四王子は、もうずっと長いこと王室警護隊長のWentworth子爵、すなわちSebastian Hastingsに恋をしていた。

だがWentworth子爵は前の結婚で夫と死別し、その後も遊び人として名を馳せる男だった。そしてColtonには見向きもしない。
その恋に望みがないと悟ったColtonは、自分の生きる道を馬に見いだす。競争馬の世界に身を投じようと決心するのだった。

Wentworth子爵Sebastianにとって、遊びは遊びでしかない。
二度と身を固めたり、誰かに自分の秘密を話すつもりなどなかった。
彼の秘密は、もし知られたならば、このRegelenceでは致命的となるほどのものであった。
だがガードをつれずに一人で遠乗りに出かけたColtonを追っていった彼は…
.....



J.L.Langleyの人気シリーズ第三弾。
このシリーズは、イギリスの王朝時代のような厳しい貴族のマナーに支配された惑星Regelenceが舞台で、Tounsend王家の王子たち(5人兄弟)が運命の相手と出会っていく、ハーレクイン仕立てになっております。
そこに、Regelenceやほかの惑星を巻き込んだ大きな陰謀が縦糸になって、シリーズ全体をつないでいます。

惑星Regelenceは特殊な社会で、貴族中心の社会であると同時に科学技術が発展しており、貴族には男子のみが生まれ、彼らは生来男性のパートナーを好む。これは強力な軍隊を発展させてきたこの惑星の、軍事面での強化を目的にしたものらしく、この遺伝子関係の技術を狙う一派もいます。
王の子供も当然男子だけ。そして若い貴族の男子はかつての貴族社会での令嬢のごとく丁寧に扱われ、結婚相手を見つけるか、24(この社会での成人)になるまで純血を通さなければならない。どこへ行くにも大人の付き添いが必要になります。

王家の子供たちは大変にはねっかえりが多く、これまでも城の管理コンピューターをハッキングして城から脱走したりしております。
今回はその中でも、物を壊すことにかけては天下一品で、馬を愛しているColtonが主人公。彼は警護隊長が好きだったが、あきらめて自分の人生を築こうとし始める。しかしそこで、物事は思わぬ方向に転がり始めるのです。

「ずっと好きだった」とか「もう二度と恋は」とか、非常にロマンスロマンスしていて楽しい話ですが、今回の白眉は何といってもパパ。王様であり父親であるSteven。
やんちゃで気さくな人ではありましたが、今回はもう一人の主人公といってもいいぐらいの存在感を発揮しています。マッチメーカーとして、子供を愛する男にくっつけようとがんばるパパ。失敗するパパ。へこむパパ。
いやあかわいいです。
その暴走しがちな気質をよくわかっていて、さりげなくとめようとしたりサポートする配偶者のRaleighもかわいい(この人たちの出会いの話もそのうち読みたいもんです)。この二人の子供だからこそ、Townsendの兄弟はあれだけ不屈で頑固でやんちゃなのでしょう。

ColtonとSebastianの恋愛模様に、Coltonを狙う陰謀なども絡めつつ、さらにもっと大きな謀略も進みつつあり、ドラマティックに一気に読める話です。
馬に対するColtonの愛情もよくつたわってきて、後半を一気に盛り上げます。
私の好きなPaytonとSimonが名前だけの登場だったのが残念だけど、別の惑星にいるので仕方ない。
次の話の主人公ははRexley(長兄)か、末のTarrenか…Tarrenはまだ幼すぎる気がするんだけど、いくつだろう。楽しみ。

設定が独特なので、1、2を読んでからの方がいいです。Sebastianの秘密、というのはその独特のRegelenceの社会の中での大きなタブーなので、そこのところを飲み込んでないとちょっとあっけなく感じるかも。
キャラが生き生きとして愛らしく、読んでいるとほほえましい気分になります。「フルネーム」のほかに「家名(ナントカ伯爵、とか)」が入り乱れるのでうっかりしてると誰が誰か見失うこともありますが、目が慣れればメインキャラは楽に追えます。

★正当派ロマンス
★馬(かわいい)












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