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Wild & Wicked Cowboysというブログで、J.L.Langleyが「Who's your Daddy?」というポストを書いてます。
前半は彼女の「His Convenient Husband」の抜粋なんですが、大事なのは、このAJという若者が頭に来てまくしたてるシーンで父親にたしなめられると “But, Daddy―” と父親に理解を求めようとするラストのセリフ。
これについて作者のLangleyが解説してます。

まず、このセリフひとつで、AJが、頭にきてる時ですら父親に対して自分を説明しようとする、父親を尊敬している男であること、父親の意見が彼にとって大事であること。
そしてAJが南部の男でありカウボーイであること、などがわかるのだと。

作者のLangley自身も南部の生まれ育ちのようなんですが、そのあたりでは父親を"Daddy"と呼ぶことは普通なんだそうです。北部の子供たちが7歳前後で"Daddy"という呼び名から卒業するのに対して、南部では大部分が最後まで"Daddy"を使いつづける。
だからウェスタンもの、カウボーイものを読む時は、そうした呼びかけに注意してみると、登場人物が古く南部に根ざした人間で、父親に対して尊敬の念を抱いているのかどうかとかが、"Daddy"からわかる(ことがある)と。

そう言えば普通見るのは"dad"とかですねえ。daddyはたしかに子供っぽい気がするけど、南部ではそうじゃないってことみたい。

これを呼んでいて思い出したのですが、ディック・フランシスの小説を日本語で読んだ時に、シリーズのどれだったかで登場人物が母親のことを「マザー」と呼ぶシーンがあります。それを見ていた主人公が、子供のころ父親に「マザーとだけは呼ぶな」と教えられたことを思い出す。ママ、マミー、くそばばあ、何と呼んでもいいがマザーはだめだ、と父は言っていた。マザーと言うのは支配的な呼びかけであるからだ、と。
実際、その「マザー」と呼ぶ女性と、母親との間はぎすぎすしていて、支配的な娘とそれを愛しながら悲しい思いをしている母、という親子関係でした。
あれも呼びかけがそのキャラクター、そして人間関係を象徴しているシーンだった。舞台はイギリスだったけど。

で、昨日は「Chasing Smoke」を呼んでいたのですが、そこでもDannyが自分の母親について"Motherが" と言及するシーンがあって、それを聞いた昔なじみのTreyが「この家はいつもそうやってお互いに礼儀正しい距離を保っているが、人間同士のふれあいには薄い家庭だった」とか何とかそんなようなことを思い返すのです。
やっぱり「マザー」は冷たく、形式張った言い方で、あまり親しみがないらしい。
日本語でも態度や言葉遣いから「お里が知れる」みたいなことをいいますが、呼びかけひとつにキャラクターの色々なものが凝縮されてるんだろうなあ。

余談ですが、このポストのタイトルの"Who's your Daddy?" というのは直訳すると「お前の親父は誰だ」という意味ですけど、裏の意味があることがあって、「自分を何様だと思ってるんだ?」という意味のセリフになります。意訳すると「つけあがるなよ」ってなひびきがあることも。
2004年のメジャーリーグのポストシーズン(日本シリーズみたいなもん)の時、ヤンキース対レッドソックスの試合では「Who's your daddy?」というプラカードやらかけ声やらが球場にあふれ返ってて凄かった。この時のターゲットはペドロ・マルティネスというレッドソックスのピッチャーで(かなり強気で大口をたたくことで有名、そしてまたこの頃のペドロは嫌になるほどヤンキースに強かった…)、この人がその前の記者会見で「今回は負けたよ。帽子を脱いで、ヤンキースを俺の"daddy"と呼んでやるさ」と言ったものだから、それ以来ペドロ対ヤンキースの試合ではヤンキースファンが "Who's your daddy?" と大声ではやしたてるようになったのでした。球場中が割れるようだった。この時は松井がヤンキースに在籍していたので、見ていた人も結構いるんじゃないでしょうか。
"Who's your daddy? It's me!" とかの馬鹿プラカードも見たなあ。
その後も、ペドロに"Who's your daddy" はついて回って、メッツに移籍した後もヤンキース戦でははやしたてられてた記憶があります。ニューヨーカーにとっては"Daddy"は南部とはちがうひびきを持つんだろうし、Daddyなんて父親を呼ぶこともあまりないんだろうし、そういうこともあの"Who's your daddy?"の大合唱と関係あるのかなあ。
凄かったんですよ、ほんと…

こんばんは(^^)

面白いです。言われてみて気づきました。
確かにDaddyを大人が使っている会話シーンをスラッシュで思い起こすと、SMプレイ中の会話です(笑)はやりDaddyには支配的な響きがあったのだなあと記事を読んで納得しました(笑)

それにしても、普段スポーツニュースは適当にしか見ない人なので、"Who's your daddy"のプラカードの件は初耳でした。そんなことがあったのですね。海外野球ファンはさすがというか野次が過激ですね。(^▽^;)
こんばんは♪
DadとDaddyの差とか、こっちからだとあんまりわからないですよね~。ネイティブの人が解説してくれて、やっと「そうだったのか!」という感じです。
そう言えば、私もかなりキツイDomが「ダディ」と呼ぶように強制していたのを読んだことありますよ。ただの「パパ」とかじゃなかったってことですね。
奥が深い(笑)

アメリカのスポーツはプラカードの文化なので(テニスからプロレスまで…)、すごい変なプラカードとかあって楽しいですね。
試合会場の大スクリーンにカップルを映すと、「キスをしろ」という強制になるんだそうで(笑)、1度どこの試合だったか、ハリウッドの役者の人(男)が映されて、おもしろがって隣の男にキスをしたということもありました。
アレ誰だったっけかなあ~。結構な大物だった気がする…











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