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Slash(m/m小説) レビューブログ

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ちょっとご無沙汰になってしまいました。
たてこんでいたこともあるんですが、新作よりも読み返しにハマっていたりして、色々読み返しました。やっぱ好きな「Cover Me」とか「All She Wrote」とか「A Matter of Time」とか「Rain」とか。読み返しも楽しいな!
英国海軍シリーズの新作が出てるので(…去年だけど)読む前に前のを読み直ししたいし。
3月にはJ.L.LangleyのWith or Withoutシリーズの新作が出るので楽しみっす。
レビュー書くものも溜まってるんだけどね! ぼちぼちです。ちょっとお待ちを~。

さて、こんな本も読みました。

英語の発想
安西 徹雄

タイトルの通り、英語と日本語の「発想」の差を解説したもので、対訳を並べながらどうやれば自然な日本語になるかの解説をした本です。
しかしただの英訳教習の本ではなくて、「何故そうなるのか」「どういう発想の転換が必要なのか」について細かく体系づけられているのが凄い。

普段、洋書を読む時に頭の中で日本語訳を作ることはありませんが(込み入ってる文章はやりますが…)、この本は「訳すため」ではなく「英語の意味を受け取るため」の解釈方法を書いてあるので、英文読解にすごく役立つと思う。
英文を訳したものだけでなく、日本の小説を海外で訳されたものを例に示しているのも「こんなふうに訳すんだ」という驚きがあって楽しかった。

特に、英語が「もの」に集約していく傾向があるのに対し、日本語は「こと」に集約されているとか、英語は主語と述語が対応関係にあるけれども、日本語は述語こそがすべてで、主語や目的語は述語の中から随時取り出されて示されているにすぎないとか、そのへんは目からウロコでした。
たとえば、

A slight slip of the doctor's hand meant instant death for the patient.


という例文は、「医者の手のわずかなすべり(slip)」が「患者の死(death for the patient)」を意味している、という文章で、「名詞→名詞」という構成になっています。色々な表現を「もの」として名詞化するのが英語の癖。
この例文に対する日本語の自然な訳として

医者の手がほんのわずかに滑っても、患者はたちどころに死んでいたであろう


という訳例が示されています。
「手のすべり」や「患者の死」と名詞のまま(「もの」として)訳すのではなく、「滑っても」とか「死んでいたであろう」のように「こと」として解釈した方が日本語としては自然な形になりやすい。
というのがざっくりまとめた「もの」「こと」話です。

英語と比較するために、日本語という言語の構成についても詳細に分析されていて、そこのところも大変おもしろかったです。こういうのは、日本語だけや英語だけを論じるより、対比して論じた方がわかりやすいですね。日本語に興味のある人にもすごく役立つ本だと思います。
英語論も含め、すべてが理解できたとは言えませんが、非常に得るところがあった一冊でした。小説読みながら何となく感じていたものを、言葉にして明確に示される爽快さもあったし。
今は同じ著者の「英文翻訳術」を読んでいますが、この2冊は「英語の発想」から読んでいった方がいいと思う。おすすめ。

どっちも30年以上前に刊行されたもので、それがまた凄い…

はじめまして。
最近、商業Slashを読むようになって、こちらのSlashのレビューにお世話になっています。Slashはたくさん種類があって面白いですね。

この英語の本は面白そうですね!私もSlashを読むために英語の勉強をしなおしているので、日本語と英語の発想の差を理解しやすく解説している本を紹介してもらえてありがたいです。さっそく私も読んでみようと思います!

またSlashのレビューを楽しみにしています。
ではでは、失礼します。
いらっしゃいませ、はじめまして!
スラの世界は、またBLとはちがうほうに広がっているのが楽しいですよね。ちょっとでもお役に立てたらうれしいです♪

私自身はここまでハッタリと経験値だけで読み倒してきましたが、今年はもう少し英語を勉強してみたいと思っています。手始めに、評判のいい本を読んでみたのですが、とてもよかったです。長文を読み慣れている人にも、あらためて気付く点がたくさんあるのではないかなーと思います。(文庫なのも嬉しい!)
英会話とか資格試験向きの教本に比べて、小説を読むのに役に立つ本というのはなかなかない…と思ってたんですけど、「翻訳」ジャンルにいくつかありそうで、これからそのあたりをためしてみようと思っています。
また役に立ちそうな本はここに投下しますね!
何かよいものがありましたら、皆様からもお知らせいただけるとうれしいです♪











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