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The First Real Thing
Cat Grant
The First Real Thing★★☆ summary:
Cameronはフリーで働いている男性エスコート──つまりは、男娼だった。
ある日、彼はバーで待っていた顧客に声をかけ、一緒にベッドに入るが、その後になってから自分が人違いをしていたことに気付く。相手は客でも何でもない、無関係な男だったのだ。
この5年間の商売の中で、そんな失敗は初めてだった。

何より最悪なことは、その相手、Trevor Barclayが彼にまた連絡を取ってきたことだった。
会いたいと。

Trevorは、Cameronが何故自分に近づいてきたのか知らない。何故彼を誘惑しようとしたのか知らない。Cameronが何をして生きてきたのか知らない。

2度と会うべきではない相手だった。だが、CameronはTrevorにノーという答えを返すことができず…
.....



男娼とビジネスマンの恋。
いいですね!もう字面だけでぐっと来ます。

物語は、Cameronの書くブログからはじまります。何故彼がこの物語をブログに記しているのか、ブログを誰のために書いているのかは後から明らかになります。
彼が語る物語の中から、Cameronが30歳になってそろそろ今の仕事から足を洗おうかと考えていて、少し人生に疲れている男性エスコートであること、彼が決していい加減な人間ではないこと、じつは友達思いであることなどがわかってきます。

舞台はマンハッタン。Trevorはトロントのビジネスマンで、出張でマンハッタンを訪れている。
勘違いから始まった関係は、その距離のせいですぐに終わるだろうとCameronは思うのですが、TrevorはCameronの方へ人生の舵を大きく切ってきます。ゲイであることをずっと否定して生きてきた彼は、Cameronによって人生の新しい輝きを見つけたと思っている。
迷わず手をのばしてくるTrevorに、Cameronはたじろぎ、頭を抱える。その図が、深刻ながらにちょっと笑えます。商売なら誰でも誘惑できるけれども、そこを離れてしまうとCameronにはもうどうふるまっていいのかわからない。

踏み込んでくるTrevorを恐れながら、Cameronはどうしても彼を拒否することができない。
それは恋なのですが、そのこともなかなか認められないのでした。彼は、こんな生き方をしてきた自分に恋など似合わないと思っているのです。強気で健気だ。
そして勿論、Cameronは自分が体を売っているということもTrevorに告げられず、その秘密をかかえたまま袋小路に行き当たる。

あちこちにスパイスの利いたいいロマンスです。さりげに脇キャラもよくできてて、最初はムカついてたぽん引きの元締めも、最後にはちょっとほろりとさせてくれました。

男娼とビジネスマンという組み合わせによろめいてしまう人なら鉄板。

★人違い












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