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Not Seeing Is Believing
T.A. Chase
Not Seeing Is Believing★★ summary:
Strange Hollowは安息の地であった。

行き所のない者たちはここに集い、お互いを煩らわせることなく静かに暮らしていく。
ほかでは暮らせない者たち。
たとえばBarry。視力を失ったヴァンパイア。
大きすぎるハムスターのシフターや、変身したら耳が狼のまま戻れなくなってしまった人狼の男。
人間の世界でも異質であり、仲間たちの中でも異質な者たちの住み処、それがStrange Hollowだ。

Barryは新たなStrange Hollowの住人、Anthonyからデートの誘いを受ける。
目が見えない彼には、Anthonyが何者であるのか、何故町の人間までもが彼を避けるのかはわからない。それでもおだやかに、2人は気持ちを通わせていく。
.....



Barryはかつて、銀のスプーンで眼球をえぐりだされたヴァンパイアです。いつもはサングラスで目を隠しているものの、闇の中で傷がぼうっと光るらしい。
盲導犬のふりをしている生意気なヘルハウンドと一緒に暮らしながら、彼は久々のデートに少し浮き浮きしている。この犬がちょっとかわいいんですよ。犬扱いされるのが大嫌いな、プライドが高い地獄の番犬。

Barryをデートに誘い出したAnthonyは、かつて自分の傲慢さのつけを払い、家族から見捨てられて、最近やっとこの町へやってきた。
おだやかな男だけれども、その孤独と傷は深い。

色々と酸鼻な設定にもかかわらず、ほのぼのとした話です。デートをして、ベッドに一緒に入って、セックスして、Barryはヴァンパイアだから夜明けになるとほとんど気絶するように眠ってしまう。
「デート」がそのまま何となくほのぼのと「おつきあい」に変化していくのが可愛いです。
Anthonyは、自分の見た目に対して大きなコンプレックスを持っていますが、Barryといるうちにその問題ともおだやかに向き合えるようになっていく。

作者のT.A.Chaseは、この間も盲目のヴァンパイアの話を書いていて、マイブームなのかな?しかし2作で、かなり味わいは違っています。こっちのヴァンパイアは大変に呑気でおだやかだし、ちょっとユーモラスです。
やがてAnthonyの抱える問題を知ったBarryは、最初にデートに誘ってきた理由が「自分が目が見えないからか」とAnthonyに問います。この問いすらも、おだやか。

ほのぼのとパラノーマル物を楽しみたい人におすすめ。
設定はごっついのに、ふつーにデートを重ねて、うきうきと関係を深めてる感じがかわいいです。両方ともさりげに恋に不慣れな感じも。
短めなのであっさり楽しめます。

★盲目のヴァンパイア
★ヘルハウンド












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