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10月11日はアメリカの「National Coming Out Day」でした。あちこちでパレードなどがあった筈。
何故にこの日が?と思って、National Coming Out Dayの歴史を簡単にのぞいてみた。

はじまりは1987年の10月11日に5000人で行われたパレード(というか行進?)だったらしい。これはワシントンにおける2度目のこうしたイベントで、その時、エイズで亡くなった人々へのメモリアルイベントである「NAMES Project Quilt」も同時にスタート。これってキルトを思い出の人の数だけつなげていくやつだったと思う。
運動の勢いが収まらず、続けて100回以上もの行進が行われ、ワシントンにゲイの人たちが終結しはじめた。ゲイとアンチ・ゲイの構図になりそうになったので、ワシントン側が記念日を設定することを提案、2度目のイベントがあった日を「National Coming Out Day」に決めた。

それが、「National Coming Out Day」のスタートなんだそうです。

あっちは「権利」に関する運動が盛んですよね。権利は自分で守るもの!(あるいはつかむもの)という感覚が強いためでしょうか。
今年はレディ・ガガがMVA(ミュージックビデオアワード、だったと思う。生肉ドレス着てきた時)に、軍をやめさせられたというゲイの軍人の人をつれてきてました。


この間読んだ「Match Maker」というテニスのスラに、Renée Richardsというテニス選手のエピソードが出ていて、「性転換した男性が女性選手として全米オープンを戦った」という話が史実かフィクションか判断できなかったので確認してみたら、本当にあった話でした。
元は男子選手(Richard Raskindという名で)だったのですが(子供もひとりいる)、1975年に性転換手術を受けて女性になった。1976年に全米オープンに女性としてエントリーしようとして出場禁止となり、裁判でその決定をひっくり返して1977年には出場。
彼女の全米出場というのは、性転換者の権利におけるひとつのマイルストーンなんだそうです。

1981年までプレイしましたが、最高ランクが20位というのが意外な感じ。
男性なみの筋肉持ってればベスト10くらいいけるだろ!と思いますが、女子結構強いんだな…(※再確認したら性転換時で41歳でした。そっちが問題か?)

彼女は、後にナブラチロワのコーチとなった、というのが何とも象徴的でもあります。
ナブラチロワは1981年にバイセクシュアルであるということをカミングアウトしてます(プレスに迫られた結果でしたが)。当人は後に、アメリカの市民権を得るまでカミングアウトできなかったと告白。カミングアウトの結果として、彼女はあれほど強かったにもかかわらず、スポンサー契約の少ないトッププレイヤーであった。

ナブラチロワがゲイ、あるいはバイであるのではないかということは、見ていた人は当時から薄々感じていたのではないかと思いますが(口さがない言葉で「男おんな」とよく言われていた)、しかし公式にカミングアウトしていたとは最近まで知らなんだ。


スラを読んでいると、BLとはまたちがって、そうした「ゲイの権利」というものについて考えさせられることが多くあります。
こっちは萌えで読んでるだけなので、いささか申し訳ないですが。
その一方、外野の人間としては「もうちょっとファンタジー的でもいいのでは」と思うこともあるわけです。前にLiveJournalで「スラを書くのは楽しみのため」と言った作者の人に、「ゲイの人たちのことも考えろ」とほかのスラ作家が凄まじい勢いで噛みついたこともあったしな。
あの時は、周囲を巻きこんで怖いくらいに荒れてしまって、しかも私はその「噛みついている」方の作品のファンだったので、すごく遠い目になりました。男女物のエロを「楽しみのために書く」と言っても叩かれまいに、何だか難しい気持ちになったものです。
まあ日本のやおいやJuneやBLは全然成り立ちが違うからなあ…












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