色々と状況が変わってきたからか、最近「Stanza」はデスクトップ版の配布をやめている。もしかしたら再開しないんじゃないかと思う。
わけで、新しい状況に合わせるべく「最近のStanzaの使い方」を調べてみた。あんまりこのやり方で使い込んでないので、おかしな点があったらご指摘等歓迎です。
つーことで、「iPhone/iPodTouchのStanzaに本を入れる方法」
2010年8月版。
その1。iTunesを使う。
iTunesにデバイスをつなぐと、その中の「App」タブからStanzaにファイルを入れることができます。
この方式で読み込ませることが出来るファイル形式は、「ePub, eReader, PDF, CBR, DjVu」なんだそうです。(Stanza3.03の段階)
正直ePub以外はあんま使い物にならない気がしますが(後半2つ知らんし)、まあとりあえず。
iPhone/Touchを接続した状態でAppタブを選ぶと、今インストールされているアプリの一覧が出てきますが…
その下にずーっとスクロールすると、共有画面がでてきます。
iOS3.2からあるそうだけど、目立たなすぎて気付かんかったぞ!
ここに入れたいファイルをドラッグすればOK。受け付けないファイル形式は、Stanzaを開けた時にエラーになってます。
その2。Calibreを使う。
Calibreはすぐれた電子書籍管理アプリで、無料。Windows、Mac、Linux版があります。ここからダウンロード可能。
Calibreにはサーバーとして、他のデバイスと本を共有する能力があります。
どうやるかというと、細かい説明はここにあったりするので英語が得意な人はそっちの方がわかりやすいと思いますが、ざっくりまとめると
・PC(Mac)とiPhone/Touchなどのデバイスを同じローカルネットワークにつなぐ(無線LANで同じネットワークを使用していればOK)
・Calibreを立ち上げ、環境設定(右上の歯車風アイコン)から「Content Server」をひらき、サーバーをスタートさせる。
・iPhone/TouchのStanzaを立ち上げ、下部の「ブックを取得」から「共有」をひらき、右上の「+」アイコンを押してブックソースを追加。名前は何でもいいので、URLのところに「http://hogehoge:8080/stanza」を入れる。この「hogehoge」部分は、自分のPCのIPアドレス。
我が家はそれでうまくいかなかったので、Calibreのヘルプに従い、「http://自分のパソコンの名前:8080」を入れて接続しました。自分のパソコン名は、Macだと「システム環境設定→共有」の画面を見ると、上の方に出てきます。
設定が出来たら、新しく作ったこのブックソースに接続すれば、Calibreの本棚にアクセスできます。ちなみにファイアウォールに邪魔されたりするので、うまく行かない時は一時的にファイアウォールを切ってみるのがおすすめ。うちのMac、ちゃんとCalibre許可してるのに通してくれないのだ…
んでもって、Calibreは色々な書籍のファイルを読めますが、どうもStanzaに入れられるのはePubのようです。litとかは駄目だった。
しかしCalibreはお利口さんなので、アプリ内でePubに変換できます。Stanzaに入れたい書籍はこのコンバート機能でePubに変換しておこう!これをクリックしてコンバート。
出力フォーマットを「ePub」にして、OKをクリック。環境設定で常にここをePubにしておくことができます。
Stanzaだけでなく、iBooksもePub形式なので、コンバート目的のためだけでもCalibreを入れておくと便利ですね。一冊コンバートしてみたら、目次はふっとんだけど、章分けはちゃんとされたままで読み込まれてました。
表紙抜けなんかのトラブルはStanzaよりも少ないようです。
Calibreについてのおすすめ記事はこちらにもありますので、ご参考までに。