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Footprints
Clare London
Footprints★★ summary:
対テロリスト対策グループに抜擢されたEvan Rileyは、そこで彼の指導役に任命されたAdam Nolanに出会う。
Adamはいつも冷静沈着で、決して誰にも譲らず、頑固で、そして孤独だった。

仲間たちは、指導役であるAdamが、Evanに対してつらく当たりすぎると思っていた。
Evanの一挙一動がAdamを苛立たせるのか、まるでAdamは執拗にEvanのミスを探しているかのようにも見えた。

だが当のEvanは、誰も知らないAdamの一面を知っていた。
Adamがかつて遠隔解除に失敗した爆弾で飛行機が海に墜落したこと、生存者がひとりもいなかったこと、今でもAdamが悪夢を見つづけていること。
そして、今でもAdamが海の風景にその墜落を重ね、海風に彼らの悲鳴を聞いていること。

Adamは孤独でいたがった。海をひとりで見つめている彼を、だが、どうしてEvanが放っておけるだろう?
いくら拒否されたとしても、どうして彼の痛みをそのまま放置しておけるだろう。
.....



表紙から何となくファンタジーかなーとか思ってたら、対テロ工作班の話だったでござるの巻。
レビューサイトの星の数がよく、知っている作家だとそれだけで買ってしまったりして、読んでびっくりします。それも楽しみのうちですが。

かなり短めの話で、その中でEvanの視点を通して、Adamの姿が見えてきます。
ほかの仲間は皆、Adamが「他人に見せたがっている」姿しか見ていない。しかしEvanは、その奥にあるAdamを見ている。

Adamのストイックな姿と、その裏でひとりで責任を負い、ひとりで苦しんでいる姿が硬質に描き出されています。こういうのはすごく好み。
短いこともあって、全体に話が流れていくと言うよりはいくつかのエピソードがぽんぽんと置かれている感じの話なのですが、逆に彼らがともに仕事をする時間の濃密さを浮き立たせている。
EvanはAdamが築いた壁を踏みこえて、Adamに近づく。近づいて、見えてきたAdamは、過去の出来事に深く傷ついている。

シーンの数は少ないけれども、それぞれのシーンが強く、印象的に書かれています。
ストイックな雰囲気の話や、ストイックな男に萌える人におすすめ。

仲間みんなに「Adamはお前をいじめすぎだよなー」と言われるEvanが、ぼそっと「まあ外からはそう見えるだろうけど」とか呟いてる感じがかわいいです。俺はちゃんとわかってるんだよ、みたいなのが。

★悪夢
★短編












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