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WHAT SHOULD AUTHORS CALL THE LITTLE ROSEBUDS? ※18禁ブログに飛びます

ROSEBUDというのは「バラのつぼみ」のこと。もちろん寓意。
これはm/mレビューサイトの記事なんですが、「asshole」を何と呼ぶか、という話。
とてもおもしろかったので、ちょっと長くなりますがここにポストします。

ass(勿論、尻!スラでは大事な単語だ!)はイギリス英語ではarseになりまして、Ava Marchなんかはイギリス貴族のヒストリカルスラを書いていますが、やっぱり「ass」じゃなくて「arse」を使っている。

肝心のブログ記事の内容をざっくりつまむと、
「こないだ読んだ話の中で、作者がassholesのことをとにかく色んな医学的用語で呼んでいた。anus とか rectum chute まで使って。ちょっとグロくない?」
というような話。
医学的というところでは「clinical」という形容詞を使っていて、直訳すると「臨床用語」ってことになります。
anusは「肛門」、rectum は「直腸」、chute は「シュート」。ダストシュートとかの筒状のシュートのこと。。
正直私はassholeanusの差は読んでいて全然感じないので(anusが出てくると珍しいなとは思うけど)ネイティブからどう見えるのかというのはすごくおもしろい話でした。

rectum(直腸)はCameron Daneがよく使っていて、私も最初辞書で引いた時に「うっ」と思いましたが、男性向けっぽい露骨なエロ系なんだろうと解釈してます。
このブログの記事の主は、「anusとかrectumとか書かれるとトイレか病院しか思い浮かばない、buttsex(butt=尻)を医学用語で考えるのは嫌だ。chute なんて使われるとめちゃめちゃ引く。だってchuteから出るものったらゴミでしょ」とクダ巻いておられます。おもしろい。chuteなんて見たことないけど。
hole と呼ぶのはOK、だってアレは「穴」だもんね。passage(通路) と書いたり、assholeをとにかくどんな名前でも呼ばないようにして行為だけを書く( push inとか動作を描写して)作家もいる。gather(ひだ)とか rosebuds(つぼみ)とか可能な限り比喩で乗り切る手もある。みんなはどう呼ぶのがいいと思う?」

‥‥ざっと、そんな記事です。

passageは入れる行為そのものの時より、入っちゃった後の「passageを擦って」とか「passageを満たして」とか使われる気がするので、ほかの単語と同列に並ぶのは微妙なんだけど、ネイティブさんからはそうじゃないのかな。
gatherrosebudsは見た記憶がない。gatherとかは見ても流しちゃいそうな気もしますが、何となくBLっぽい。奥襞の、という感じか。私が見るたびにちょっとおかしくなる「entrance」について記事内での言及はなし。(BLでも「入り口」と書いたりするので、この発想は洋の東西を問わないなあと思うのです)
assholeholeは一番「ずばりそのもの」という感じがするみたい。無味乾燥と言えばそうなのか。

「作家の大体は dick cock を平気で使うけど、まだシャイで penis という医学用語を使う人もいる」なんてことも言及されてます。
penis派ってシャイなのか?
やはりpenisは「proper medical name」(医学用語)なんだそうです。

まあ「そんなトイレを連想させる言葉を使うのはどうよ」という記事主の言いたいこともわかるけど、日本でもフランス書院なんか読むと、そういう「解剖学用語多用派」とでも言いたくなるようなスタイルの作家っているからねえ。逆にそこに萌えるというのもアリだろう。多分。
日本語でも「それ書かれると萌えがふっとぶ」って単語もあるから、気持ちもわかりますが。

さて、この記事には一晩で100以上のコメントがついてまして(半分は記事主のリプライだけど)、よく知られている作家さんもコメントつけたり自分の作品のエロ部分をポストしたり、興味深いです。
ざっくり見ると

holeが一番無難なんじゃない」
entrance to heavenってのを見たことあるよ(笑)」天国への入り口…
「歴史物だったらfundament(尻, でん部;肛門)もお気に入り」
thick cream into his secret caveとかは無理(笑)」
「個人的には chute も気にならないな」
opening, dark passage, forbidden place とか使ったことがある」秘奥、とかに通じるものを感じる
cock を使うのは生々しくてセクシーだから」
winking rosebud とか back passage と書くか、his ass につっこんだと書くかは作品のムードや視点によるでしょ。言葉のチョイスが気になるんじゃなくて、そのエロシーンが不出来だからそういう気持ちになるのかも」
channel(経路・水路)もいける」
sphincter(括約筋)と colon(結腸)はやっぱ無理」

santorumを使う勇気のある人はいるかな(笑)」というコメントにsantorumを探したけど手持ち&web辞書にのってなくて、ぐぐると何故かWikipediaにたどりつく。
そのページによれば2003年にとあるユーモア作家によって作られた造語で、読者からの定義を募集したところ、勝ったのが「frothy mixture of lube and fecal matter that is sometimes the byproduct of anal sex.」(潤滑ゼリーと排泄物がまざった泡っぽい物体:時にアナルセックスの副産物として出る)だったんだって。げっっっ。一生懸命訳した私の努力を返せ!!

気を取り直してコメント続き。
starfish(ヒトデ)は見たことないけどねえ」存在するのか!?
boy cunt とか man cunt って書いてあるのを見たよ…」cuntは女性器の俗称
man-pussymangina もたのむからやめて」pussyは小猫のことだけど、卑語で女性器。mangina は造語で man-vagina の略だそうです。vaginaは膣のこと。。ふと女体化に思いをはせてしまうぜ
saddlebackingを使って何か書いてもいいよ(笑)」saddlebacking:ティーンたちが信仰によって定められた純潔を守るため、アナルセックスに傾倒する現象: …へえ
openingtight ring を使う」無難ですね。tight muscle ring とか見たことあります
yaoiを借りて読んだら、穴が濡れてくる描写があったよ。人外でもないのに。ほんともう医者に行けと」気持ちはわかるけど、慣れるぞ、あれも
「私が読んだ有名人気作家の男女ものは、女のassholeも濡れるんだよね…」あーでも日本でも男女の後ろ使いは慣らしなしが多いよね。不思議
pulsing starfruit とかもちょっと…」スターフルーツって、形から?しかも脈打ってる?
cornholeもきびしい」どうも穴の俗称らしい?何でとうもろこし
pooper も嫌だ」尻の俗語、らしい…初耳。poopで船の船尾だからか、それとも犬の糞だからか?あんまりいい響きじゃなさげ
「エロ書くことになったら manhole を使うよ!」いやそれもどうなんだ。この人ゲイで、記事主の友人なので、ちょっとまぜっかえしに来たっぽいけど

全体に「holeとかopeningとかが無難だよね」という流れの中、ヒストリカルロマンスを書く作家さんが「holeassholeは即物的で下品で苦手」とも言っているので、やっぱ人により取り方が色々あるようです。

まあ何にしても、新しい言葉をたくさん覚えた記事でした。
BLでたまに出会うような、むちゃくちゃ手間かけた比喩を使いまくったエロってスラにはないかと思ってたけど、この様子を見るとどこかにありそう。会いたいような、逃げたいような。












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