Slash×Slash

Slash(m/m小説) レビューブログ

※万人向けの内容ではないのでご注意ください
→このブログについて

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Cover Me
L.B. Gregg
※出版社の問題で一時的にリンクを外してます。
Cover_Me.jpg★★★ summary:
Michael “Finn” Finneganは、寄宿学校の英語の教師である。
だが、彼が個人的に指導している生徒の兄、Max Douglasは彼の教え方が「ゆるい」と言い、それ以上の個人授業を断る。
その宣告は最悪のタイミングだった。FinnがMaxと寝た、ほんの数分後。
2人はそれきり、になる筈だった。

警備会社で働いているMaxは、とある生徒の警護のためにFinnの勤める学校へとやってくる。
彼の厳格で妥協のない物言いと、学内のことをとりしきるFinnの考えは常に対立した。
2人は、どちらも生徒を守ろうとしていた。だがFinnは教師として生徒の生活や自由も含めて守ろうとし、Maxはただ危害から守ることだけを考えている。
どちらも自分の仕事に誇りを持ち、どちらも頑固だった。

Maxは常にFinnを怒らせ、昂らせ、気持ちをかき乱す。
押し流されるように彼らはまた体を重ねるが、その関係が体以上のものにならないだろうこともFinnはわかっていた。Maxは彼をだらしがないと言い、Finnが何をしても眉をひそめるような男だ。
それなのに、Finnは自分の気持ちが、このむかつく頑固な元海軍の男に向かって落ちていくのをとめられず…
.....



Men of Smithfieldシリーズ3。

Finnは陽気で、生徒に人気があり、ちょっとお茶目なところもある男です。なにしろハロウィンの仮装にトースターのかぶりものを着ていっちゃう。
Maxは感情を表情に出さず、言葉はぶっきらぼうで、時に無神経なほど剥き出し。
Finnは自分の勢いのままにそんなMaxと寝てしまいますが、後からめりこむほど後悔する。でもまたMaxと出会い、ついつい体の関係がはじまってしまうのです。

Finnの一人称ですが、すごく可愛い。彼が生き生きとし、じつに人生を楽しんでいるのがつたわってくる。彼の視点からでも当人の溌剌とした様子、刺々しさ、頑固さ、癇癪、そんなものがわかります。
そしてMaxが、Finnのことを「理解しがたい」と思っているのもわかる。そんで、理解できないままこっそりと、Finnに対してめろめろになっているのも。

この2人のやりとりが笑える。MaxはFinnをつついて怒らせるのが好きで、激しい反応が見たさにうっかりときついことを言ってみたりする。頭に血がのぼったFinn、というのに心底ときめいてしまうらしい。
屈折してるぞ。好きな子をいじめる男の子じゃあるまいし。
FinnはMaxの術中にはまって怒りちらし、自己嫌悪や当惑の中でぐるぐるし、やばい、と思いながらMaxに惹かれていく。そんでいきなり甘やかされて、もう駄目だと思いながら逃げようともがく。Maxはどうせ遊びだろうし(←Finnの頭の中的に)、Max相手に失恋なんて耐えられない。
ここのぐるぐるが、読んでいてすごくおもしろい。

その一方で、学内では様々なことがおこりはじめる。動物の死骸、吊るされた人形、紛失した部屋の鍵。
誰かの悪意が身にせまってくるのを感じながら、Finnはそれが誰であるのか悩む。学内で自由に動き回る、それは生徒の一人なのだろうか? それほどの悪意を持つ者が生徒の中にいるのだろうか?

攻めの寡黙さにやきもきする受けと、生き生きとした受けの一挙一動にこっそり萌えてしまう攻め、という組み合わせが好きなら鉄板です。
エロの最中でも甘やかしたり苛めたりするのが、大変に可愛い。

★寡黙×溌剌
★トースター












管理者宛の投稿

★Three-Star rating system★


[カテゴリ]View ALL
レビュー (310)
★★★ (88)
★★ (188)
★ (34)
モノクローム・ロマンス (10)
電子ブックリーダー (23)
iPodTouch・Stanza (19)
nook (4)
雑談 (84)
英語 (29)
文法 (4)
読書日記 (11)
…このブログについて (8)
…書店情報 (2)
[タグリスト]

04 | 2017/05 [GO]| 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

カテゴリ一覧 最近の記事一覧 プロフィール リンク一覧 メールを送る
[カテゴリ]


モノクロームロマンス(M/M翻訳)


■公式サイト■

・2017年
・7月 ヘルハイ3巻
・夏 雑誌短編
・後半 王子二巻
・12月 アドリアンXmas
・冬 雑誌短編
・ほかにも出るかも
・不甲斐なくてごめん

*発行済*
・フェア・ゲーム
・フェア・プレイ
・ドント・ルック・バック
・恋のしっぽをつかまえて
・狼を狩る法則
・狼の遠き目覚め
・狼の見る夢は
・天使の影(アドリアン・イングリッシュ1)
・死者の囁き(アドリアン2)
・悪魔の聖餐(アドリアン3)
・海賊王の死(アドリアン4)
・瞑き流れ(アドリアン5)
・幽霊狩り(ヘルハイ1)
・不在の痕(ヘルハイ2)
・還流

*他訳者さん*
・わが愛しのホームズ
・ロング・ゲイン
・恋人までのA to Z
・マイ・ディア・マスター

 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。