Slash×Slash

Slash(m/m小説) レビューブログ

※万人向けの内容ではないのでご注意ください
→このブログについて

Horsfallシリーズを買ってみた。
ふたご?ふたご出てるの?
と、あっちのレビューサイトで喰いついて買ってしまいました。双子好き。(買う時は基本的にレビューサイトだよりです)
おもしろいといいなあ。
まあ双子どんぶりはないでしょうが。近親ものって、宗教観のせいかほとんど商業でもサイトでも見たことないです。
双子の場合は「twincest」と言うんだ、という話だけは聞いたので、どこかに存在はしていると思ってますが‥‥単語があるってことは需要か供給があるってことだよね‥‥

T.A. ChaseのBitter Creek's Redemptionのペーパーバック版がAmazonに出ました
めでたし!

ところで、ペーパーバック版の情報ほしい人っているんでしょうか。
電子本だけでなく、やはり本の情報もほしいという人がいたら一報下さい。PB版もあるとわかっているものにはアイコンつけますよん。

海外では電子ブックリーダーが今本気の市場になってます。
実は元々ソニーが(海外では)頑張ってたりもしたのですが、今後はあぶないかも‥‥

何と言っても火付け役はKindle


続き...

Cover Me
L.B. Gregg
※出版社の問題で一時的にリンクを外してます。
Cover_Me.jpg★★★ summary:
Michael “Finn” Finneganは、寄宿学校の英語の教師である。
だが、彼が個人的に指導している生徒の兄、Max Douglasは彼の教え方が「ゆるい」と言い、それ以上の個人授業を断る。
その宣告は最悪のタイミングだった。FinnがMaxと寝た、ほんの数分後。
2人はそれきり、になる筈だった。

警備会社で働いているMaxは、とある生徒の警護のためにFinnの勤める学校へとやってくる。
彼の厳格で妥協のない物言いと、学内のことをとりしきるFinnの考えは常に対立した。
2人は、どちらも生徒を守ろうとしていた。だがFinnは教師として生徒の生活や自由も含めて守ろうとし、Maxはただ危害から守ることだけを考えている。
どちらも自分の仕事に誇りを持ち、どちらも頑固だった。

Maxは常にFinnを怒らせ、昂らせ、気持ちをかき乱す。
押し流されるように彼らはまた体を重ねるが、その関係が体以上のものにならないだろうこともFinnはわかっていた。Maxは彼をだらしがないと言い、Finnが何をしても眉をひそめるような男だ。
それなのに、Finnは自分の気持ちが、このむかつく頑固な元海軍の男に向かって落ちていくのをとめられず…
.....



Men of Smithfieldシリーズ3。

Finnは陽気で、生徒に人気があり、ちょっとお茶目なところもある男です。なにしろハロウィンの仮装にトースターのかぶりものを着ていっちゃう。
Maxは感情を表情に出さず、言葉はぶっきらぼうで、時に無神経なほど剥き出し。
Finnは自分の勢いのままにそんなMaxと寝てしまいますが、後からめりこむほど後悔する。でもまたMaxと出会い、ついつい体の関係がはじまってしまうのです。

Finnの一人称ですが、すごく可愛い。彼が生き生きとし、じつに人生を楽しんでいるのがつたわってくる。彼の視点からでも当人の溌剌とした様子、刺々しさ、頑固さ、癇癪、そんなものがわかります。
そしてMaxが、Finnのことを「理解しがたい」と思っているのもわかる。そんで、理解できないままこっそりと、Finnに対してめろめろになっているのも。

この2人のやりとりが笑える。MaxはFinnをつついて怒らせるのが好きで、激しい反応が見たさにうっかりときついことを言ってみたりする。頭に血がのぼったFinn、というのに心底ときめいてしまうらしい。
屈折してるぞ。好きな子をいじめる男の子じゃあるまいし。
FinnはMaxの術中にはまって怒りちらし、自己嫌悪や当惑の中でぐるぐるし、やばい、と思いながらMaxに惹かれていく。そんでいきなり甘やかされて、もう駄目だと思いながら逃げようともがく。Maxはどうせ遊びだろうし(←Finnの頭の中的に)、Max相手に失恋なんて耐えられない。
ここのぐるぐるが、読んでいてすごくおもしろい。

その一方で、学内では様々なことがおこりはじめる。動物の死骸、吊るされた人形、紛失した部屋の鍵。
誰かの悪意が身にせまってくるのを感じながら、Finnはそれが誰であるのか悩む。学内で自由に動き回る、それは生徒の一人なのだろうか? それほどの悪意を持つ者が生徒の中にいるのだろうか?

攻めの寡黙さにやきもきする受けと、生き生きとした受けの一挙一動にこっそり萌えてしまう攻め、という組み合わせが好きなら鉄板です。
エロの最中でも甘やかしたり苛めたりするのが、大変に可愛い。

★寡黙×溌剌
★トースター

Happy Ending
LB Gregg
※出版社の問題で一時的にリンクを外してます。
LB_Happy_Ending.jpg★★ summary:
双子の妹が残した子供を育てるSeth Westonは、ストレスをマッサージでやわらげるのがいつもの習慣だった。
姪を可愛く思いながらも、Sethは6歳児をどう扱ったらいいのかわからない。
妹は癌で死に、彼女を看取っている間にSethの恋人は彼を去った。彼は1人だった。

そんなある日、いつものマッサージ師の臨時の代わりとして現れたのが、David Cookeだった。Sethよりずっと若く、妙なイヤリングをつけ、刺青のある青年。おだやかに見える彼の物腰の下には、頑固で、苛立たしいほどの強気な顔が隠れていた。

Davidは、Sethのタイプとはあらゆる意味でかけ離れていた。それまでのSethの好みは常に同年代の大人で、服装に金をかけ、彼と同じような暮らしをしている男──たとえば、彼を置いて去った前の恋人のような。
だがDavidはSethの自制を打ち砕き、欲望と、名付けようのない荒々しい感情を呼びおこす。
そしてそれを感じているのはSethだけではないようだった。

強烈に惹かれあう彼らの周囲で、様々な物事が巻きおこる。
彼らを脅迫するかのような写真、町に帰ってきてSethと復縁を望む元恋人、いきなり姿を現した、姪の血縁上の父親。
そしてDavidの語らない、過去の秘密。
.....



Men of Smithfieldシリーズ2冊目。
どこかミステリアスで活発な若い男にいきなりよろめいてしまったSethと、生命感にあふれたDavidの話。

このDavidがとても魅力的なキャラで、マッサージ師かと思えばウェイターもやってたり、児童書を書いていたりと、色んなところが謎。
Sethはマッサージ師をやってるDavidを見て「一時的な仕事だろう」と思いますが、Davidがそうした仕事や生き方に誇りを持っていることを見て、自分の中にある差別感に気付き、たじろぎます。
ごく自然に、自分やそれに似た人間たちを世界の中心であるかのごとく考えている。それまで何度もレストランで見かけた筈のDavidのことを覚えてもいない。
DavidはそうしたSethの価値観を揺るがして、彼の壁の内側へ入りこみ、Sethの感情をかき乱していきます。

強く、保守的な年上の男と、若々しく、穏やかに見えて時おり破滅的なほどに強い感情を爆発させる男。DavidはSethを挑発し、挑戦し、Sethのペースをひっかき回す、その様子が読んでいて楽しいです。
SethはDavidのおかげで、子供に対する接し方を覚え、人生に楽しみを取り戻す。当人はあまり気付いていませんが、その様子が幸せそうでいい。

にぎやかで、感情表現の鮮やかな話です。
色々と周囲でおこるものの、それほど複雑な話ではないですが、その分2人の感情の対比がくっきりと見えてくる。
キャラが立っていて、一気に楽しく読める話だと思います。

やんちゃ受けが好きな人、若者にひっかき回される年上の男というシチュに萌える人におすすめ。

★年の差
★子育て

Gobsmacked
LB Gregg
※出版社の問題で一時的にリンクを外してます。
Gobsmacked★★★ summary:
Mark Meehanは、同居している恋人Jamieが大家の男と寝ている現場を見てしまう。
怒りにかられ、恋人を聖書で殴り倒した彼は、次々とショッキングな事実を発見する。Jamieがあちこちで浮気をしていたらしいこと、自分以外の人間はみなそのことを知っているらしいこと、いつのまにか自分の貯金を残らず使いこまれていたこと。

頭にきて恋人──元恋人──の荷物を家から放り出した彼は、古くからの友人Tony Gervaseの家へ酒を飮みにころがりこんだ。
警官のTonyは3つ年上で、Markはずっと昔から彼が好きだった。だがTonyにその気がない様子を見てとって、友情の先を望むのはやめたのだった。

JamieはMarkから手を引こうとはせず、荷物を返せと暴れ回る。突如として暴力的な面を見せはじめた元恋人をMarkは恐れるが、同時に自分の金を取り戻そうとして動きはじめた。Jamieは何に金をつかったのか。金を取り戻す方法はあるのか。
そんなつもりはないまま、彼は動くたびに次の騒動をおこし、Tonyを巻きこんでしまう。
Tonyは怒りながらも、Markを守ろうとする。だが過保護で命令的な彼にMarkは惹かれながら反発し、その反発がTonyをさらに怒らせて…
.....



Men of Smithfieldシリーズの1作目です。今3冊出てますが、どれもおもしろい。

ある朝いきなり不幸に直面したMarkが次々とさらなる災難に襲われ、目の前が真っ暗になりつつ頑張る話。

普段のMarkは、おだやかな人柄で知られているらしい。この話の中では恋人を殴り、彼の持ち物を雪の中に捨て、大家を脅し、人のパソコンのパスワードを変えと、おだやかなところなんかかけらもない気がしますが。
友人で警官のTonyは強く、保護欲があり、Markに対して過保護なほどの関心を示している。少しの間、2人は疎遠にしていましたが、とても仲のいい友人同士です。その「友人」というカテゴリからかつてMarkは踏み出そうとして、Tonyは一歩引いた。
だが、今回の一件が彼らの関係を変えていく。

守ろうとする年上のTonyと、あっちこっちで騒ぎをおこしてTonyを苛立たせるMarkの組み合わせが、すごく可愛い。
Tonyはいかなる時でも冷静で、自制を失わない強い男ですが、Markだけは彼を後戻りがきかないほどに苛立たせる。愛しさと怒りが入り混じってぶちっと切れてしまう様子が、読んでいて楽しい。
それほどどうしようもなく執着されていることに、Mark本人が気付いてないあたりも可愛いです。

このシリーズは基本的に「活発で可愛い受け」と「冷静で強い攻め」の組み合わせでできています。
しかしMarkはただのドジっ子ではなく、ただの考えなしでもなく、考えた挙句に自信満々にドツボにはまっているというか、はまり方がなかなかに絶妙。Tonyが彼を守りたくなるのもよくわかります。
ちゃんとした一人前の男でもあるんですが、妙にあぶなっかしい。その行動力がやばい。
後ろめたい事情を誤魔化そうとするMarkに、電話の向こうで黙っていたTonyが「今、何か馬鹿なことをしているだろう。わかってるんだ」と言い出すシーンがあって、思わず笑ってしまいました。これは目を離すのが心配だろうなあ、Tony。

キャラも生き生きしていて、話全体にもスピード感があります。終わり方はあっさり気味だが、後味がいい。
適度なドラマと軽さがまざった中で、人の動き方に説得力があるんですよね。そういう作家は貴重だと思う。カプもツボだし(鉄板の過保護攻めと無自覚受け!)、個人的に今後の「買い」リストに文句なく入る作家です。

受けを守ろうとする強い攻めとか、受けが心配なあまりにうっかり怒鳴って受けを怒らせちゃう攻めが好きな人におすすめ。
楽しい読書がしたいなー、という時にも是非おすすめです。

★過保護攻め×強気受け
★昔なじみ

Bitter Creek's Redemption
T. A. Chase
Bitter Creek's Redemption ★★☆ summary:

広大な西部に鉄道が引かれ、開拓がすすめられる時代。

西部の小さな町、Bitter Creekに住むEagleはインディアンと白人との混血であった。
部族の中でも白人の中でも異端の存在だったが、Eagleは迫害の中、あえて白人の町で生きることを選ぶ。

孤独や差別に慣れ、馬の世話の下働きをしながら用心深く生きていた彼だが、血まみれのRalph RamseyがEagleの前で死んだ時、選択を迫られる。
揉め事に巻きこまれるのは御免だ。
だが、どうやって死者の願いをしりぞけることができるだろうか。

Travisは、Ramsey一族の「助け手」であった。一族の誰かがトラブルに巻きこまれれば、どこであれ駆けつけて助ける。
Ralphの手紙を受けとった彼はすぐBitter Creekへやってきたが、Ralphも、彼の馬も、跡形もなく消えていた。

Ralphを探すTravisは、馬房で働く混血の男が何か知っていそうだと感じるが、Eagleは何も話そうとしない。そう簡単に話せるものではなかった。
Travisは他所者だ。やってきて、騒動をおこし、兄の仇を打って去っていけばいい。
だがもしそこに巻きこまれてまったら、Eagleには逃げ場がない。ここには彼の暮らしがある。彼はこの先も、ここで生きていかねばならないのだ。

2人は微妙な距離をおきながら、互いを見さだめようとする。
Ralphを殺したのは一体誰なのか、彼らの敵はどこにいるのか。そして、2人の間に濃厚にはりつめた緊張の先には、何があるのか…
.....



19世紀の西部を舞台にしたオールドウェスタンです。
Eagleは白人で尊敬された保安官の父親と、部族の母親との間の子供で、偏見と迫害の中で物静かに生きている。
Travisは銃と拳だけが物を言う荒々しい世界で、家族の揉め事を解決するために旅から旅をしている。他人をよせつけない、心を見せない、強く冷たい男。
2人は真相を探りながら、互いに惹かれあいます。

Eagleはほとんどすべてのことを「受け入れて」生きてきた男です。
あきらめているわけではないけれども、ただ物事がなるようにしかならないことを知っている。たとえば、自分の肌の色をどうしようもできないように。
Eagleの中にある芯の強さ、その奥にひそむ激しさに、Travisは揺さぶられ、引きずりこまれる。

Eagleは男に惹かれる自分の性癖を恥じてはいませんが、Travisは父親から強い折檻を受けて以来、自分の中にある衝動を否定してきた。
だがEagleはTravisに、男同士の関係というのが罪でもなければ汚れたものでもない、もっと深く豊かなふれあいであること、少なくともそうなる可能性があることを教える。
その2人の感情のせめぎあい、時おり暴力的なほどに高まるテンションが色っぽく、読みごたえがあります。
Travisは抗い、Eagleはその抗いすら受け入れる。2人の対比が鮮やかです。

事件は血なまぐさい様相をおびはじめ、明日などないかもしれない日々の中で、彼らは真実を探し出そうともがく。
2人ともにそれぞれの強さを持つ男で、ウェスタンという「男くさい」舞台を背景にして、戦う男や強い男が好きならこの緊張感は相当な読みごたえがあると思います。
特にTravisの「男同士がたとえ寝るとしても、それは欲求を満たすだけの行為で、そこに感情などない。そういうやわなことは女の領分」という価値観がガラガラと崩れていくさまは、ちょっとかわいい。
彼は一生、色んなことをもがいて生きていくのでしょう。Eagleが溜息をつきつつそれを許す図が見えるようで、すごくいいカプだ。

西部劇の雰囲気が好きな人、否定しようとしつつも落ちていく強い男がたまらん!という人におすすめ。

★ウェスタン
★対立

Saving Noah
Carol Lynne and Cash Cole
Saving Noah★★ summary:
カンザス州の小さな町Schicksalにある叔母の家をDexter Krispinが訪れたのは、つきまとってくる元恋人から離れて、博士論文を仕上げるためだった。

Noah Stoffelは、その町の小さな牧場でずっと家族だけで暮らしてきた。父の死後、1度は大学へ進学したが、結局戻ってきて今は病気の母親の面倒を見ながら、町の色々な雑用を片付けてどうにか食べている。
Noahは自分がゲイであることを隠してきた。保守的で頑固な母親は決して彼を認めないだろう。それでなくとも父が死んでからの母親は気難しく、食事もろくに取らず、医者にかかることも拒否して、1日中ベッドで寝ている。
彼女の世話をし、牧場の動物に餌を食わせ、町に出て小さな仕事を片付ける。その繰り返しがNoahの日常、Noahの毎日だった。
Dexterに出会うまで。

DexterとNoahは互いに惹かれる。Dexterがいずれ彼の生まれ育った都会に戻ることをNoahは知っていたが、だからといって自分の気持ちをとめることもできなかった。
そして物静かなNoahにDexterは強い興味を持ち、彼を殻からひっぱり出そうとする。

だが、何かがおかしかった。Noahとともにすごす時間は楽しい。それなのに何かが理屈にあわない。
Dexterは周囲の人々の奇妙な反応に気付いていく。
Noahの墓場への恐怖、拒否、母親への極端な傾倒。その奥にあるものが明るみに出るまでに、それほど時間はかからず…
.....



よく働くが奥手で優しいNoahと都会からやってきた青年Dexterのほのぼのラブストーリーかと思いつつ、タイトルの「Saving Noah」の「Save」の部分もきっとほのぼのな展開だと踏んでいたら、足を大きく踏みはずしました。
ちょっと怖いです。いい話なんですが。
Carol Lynneは「Cattle Valley」というカウボーイタウン(しかもゲイの集まる町)のロングシリーズを持っている人気作家で、とてもハートウォーミング系の作家なので、これはほんとに予期していなかった。

キャラはなかなか愛らしくて、Noahは特にかわいいと思う。いじらしいというか、繊細で、両親を愛していて、毎日をどうにか暮らしていくことに少し疲れてもいる。
そんな彼にとって、Dexterとの出会いは一瞬の、滅多にない楽しみですが、それが自分が思ったより深いものであるかもしれないと気付いて、彼は怯えます。

DexterはNoahの人生に色々なことが欠けているのを見て、胸を痛めます。一晩家を離れて遊ぶこと、楽しみのために買い物をすること、それだけのことすらNoahには難しい。
Noahの中にある傷つきやすさをDexterは愛しいと思い、一晩のデートでとにかく彼を甘やかす。守ってやりたいと思う。
DexterとNoahの関係はあまり日にちもなく恋に落ちていく感じですが、感情表現が丁寧なので違和感はない。Noahって実際、なかなかに「守ってやりたい」タイプです。彼のキャラクターがよく書けているので、後半の展開にも違和感なく引きこまれます。

前半のちょっと緊張しつつもほのぼの展開が、途中でぐっとひねられ、後半でいきなり状況が一気に裏返る。色んな伏線がぱっとひとつになる、そのへんがなかなかうまい。
心理をこまごまと掘り下げるというよりは、話の展開として非常にうまく使っているので、内容のわりには重く読ませない、そのあたりもうまいと思います。

タイトル通り、Noahは本当に「救い」を必要としていますが、彼自身にはそれが見えていません。
Dexterでなければ彼を救うことができない。町の外から来た男。彼でなければ、Noahをそこから出してあげることはできないのです。まあ町の人もいい人たちなんだけどね。
余談だけど、「小さいコミュニティ」のよさと怖さも同時に出ていると思う。

守ってやりたい受けが好きな人(まあリバなんだけど)、展開にひねりのある話が読みたい人におすすめ。

★謎解き
★救済

T.A.の新刊「Bitter Creek's Redemption」を読了。これはブログ連載もので、最後の2話だったか3話だったかだけが刊行用にカットされてしまったのですが、やっと読めた!
19世紀のアメリカ西部を舞台にしたオールドウェスタンです。近いうちにレビュー予定。

他には幽霊がとり憑いた車の話の「On a Burised Road」とか(幽霊との3Pあり!思ったほど色っぽくはありませんでしたが)、BDSM絡みの殺人事件もの「The Elegant Corpse」あたりをレビューしたいなあ、と。

「Breaking the Devil」は期待したのに今いち。でもレビューするだけの読みどころはあるかも。ってかこれは、出版社の煽り文句と内容が一致してないのが敗因の半分な気がするなあ…すごく好きな煽り文句だっただけに!看板に偽りがあるのはよくないと思ふ。
ちなみに「Break」というのは動物を馴らす、という意味にも使います。「あの馬をbreakする」とか読んだ時には何かと思ってドキドキしました。今でもちょっとエロい言い方な気がします。

読書中なのは「Letting In The Light」。
49歳と26歳(…かな?)の年の差カプ。ちょっと話の進み方が出来過ぎな感もなくはないですが、キャラがなかなか愛らしいので、先の展開に期待。
読書の秋ですねー。

★Three-Star rating system★


[カテゴリ]View ALL
レビュー (314)
★★★ (90)
★★ (190)
★ (34)
モノクローム・ロマンス (10)
電子ブックリーダー (23)
iPodTouch・Stanza (19)
nook (4)
雑談 (84)
英語 (29)
文法 (4)
読書日記 (11)
…このブログについて (9)
…書店情報 (2)
[タグリスト]

09 | 2009/10 [GO]| 11
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

カテゴリ一覧 最近の記事一覧 プロフィール リンク一覧 メールを送る
[カテゴリ]


モノクロームロマンス(M/M翻訳)


■公式サイト■

・2017年
・後半 王子二巻
・12月 アドリアンXmas

・ほかにも出るかも
・王子とか何か売れてくれ〜(色々軽くピンチ)
・来年はもふもふやるよ!

*発行済*
・フェア・ゲーム
・フェア・プレイ
・ドント・ルック・バック
・恋のしっぽをつかまえて
・狼を狩る法則
・狼の遠き目覚め
・狼の見る夢は
・天使の影(アドリアン・イングリッシュ1)
・死者の囁き(アドリアン2)
・悪魔の聖餐(アドリアン3)
・海賊王の死(アドリアン4)
・瞑き流れ(アドリアン5)
・幽霊狩り(ヘルハイ1)
・不在の痕(ヘルハイ2)
・還流
・夜が明けるなら(ヘルハイ3)

*他訳者さん*
・わが愛しのホームズ
・ロング・ゲイン
・恋人までのA to Z
・マイ・ディア・マスター