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[タグ]シリーズ:RomanoAndAlbright の記事一覧

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Catch Me If You Can
LB Gregg
Catch Me If You Can★★☆ summary:
小さな画廊で働くCaesar Romanoは、現代美術のアーティストの作品売り込みのために大きなパーティを開く。
それが割に合わない騒動の元だった。

何故かそのパーティにCaesarの昔の恋人が顔を見せ、作品のひとつが盗まれ、至るところで脅迫がとびかいはじめる。消えた絵、消えた金、明るみに出てはならないセックス映像。
山ほどの容疑者、非協力的な友人や雇い主。

そしてCaesarの周囲にいきなり現れた警官、Dan Green。目立つ傷を持ち、Caesarの行く先々に現れる彼は、だが目的を語ろうとしない。
何が起こっているのかわからないまま、Caesarはとにかく次のお披露目がある数日後までに、消えた作品を探し出そうとするのだが…
.....



LB Greggの新刊が出ると聞いて、先月から楽しみにしていました。
ここの攻め受け、大好きです。自立心が強く生き生きとして、いささか御しかねるほどの受け。強引でマッチョだけど受けにめろめろな攻め。
騒動に巻きこまれてはじたばた頑張る受けと、守ろうとして苛々する攻め、というコントラストがが見ていてすごく楽しい。

Caesarは金もなく、がんばってアートの世界で食っていこうとしているけれども、うまくいかない。イタリアの血を引く彼、そして彼の家族や一族は皆が血気盛んで、鼻っ柱が強いです。
一族のほとんどがレストランやそれに関わる仕事をしている中、Caesarは1人だけ別の道を選ぶ。彼の独立心はそれほど強い。金はないけど誇りはある。

どこからともなく彼の人生に現れたDanは、そんなCaesarの中にある忠誠心の強さやはねっ返りなところに引かれて、お互いにちょっとずつ綱引きをしながら、2人は近づいて行きます。
その様子がまた、可愛いというか、実にツボ。この人の書くエロは、受けがじたばたしてる感じと、最後には攻めの情熱に押し流されるように屈服してしまう様がドラマティックで、萌えるし楽しい。

話全体はもう「Caesar受難物語」で、次々と物事がふりかかり、混沌の内に流れ去っていく。実にスピーディ。
謎もテンポよく書かれていますが、やはりミステリというよりは事件の中で右往左往するCaesarの様子を楽しむ話でしょう。彼がまた嘘をついたり誤魔化したりするのが壊滅的に下手な男で、そういう状況に置かれるといきなりどもりまくるあたりも可愛い。活きはいいですが、わりと奥手で、純情。
それ以上トラブルにはまりこまないためにもお前にはDanが必要だよ、と読んでいてしみじみ思う。ちゃんとした大人の男なんだけど、でもやっぱりその生き生きとしたやる気は危険だ。

最終的に元彼がもうちょっと改心してくれてもいいのになあと思いましたが、まあそれはいいか。
シリーズ1と銘打ってあるので、続きが出るのも楽しみです。ちなみに作中で大切な役割を果たすJustin Timberlakeはミュージシャンの名前。超セレブ。

楽しい読書をしたい人、勝ち気な受けが強引な攻めに無理矢理甘やかされる様子に萌える人におすすめ。

★騒動
★元警官×イタリア男

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Trust Me If You Dare
LB Gregg
Trust Me If You Dare★★★ summary:
Romano and Albrightシリーズ2

美術商のアシスタントからケータリングビジネスに転身したCaesar Romanoは、新しい恋人Dan Albrightとの関係にどこかまだ慣れることができないでいた。

そんな中、依頼されたパーティまで3日の猶予しかなく、しかも依頼主はCaesarの元恋人。
やむなく仕事を引き受けるCaesarだが、それは騒がしい日々の始まりだった。うっかり試乗した車で別の車に突っ込んでしまったのを皮切りに、Caesarは何故か誰かに後をつけられ、パーティに出られるようなウェイターはなかなか見つからず、元恋人の話を聞こうとするパパラッチに追い回され、しまいにはゴシップ誌に写真がでかでかとのってしまう。

右へ左へと走り回る日々の中で、彼は自分が追いつめられているのを感じる。仕事にか、それとも彼の周囲をかぎ回る何者かにだろうか?
それともCaesarが本当に怖がっているのは、彼の気持ちをつかんで離さない恋人のDanと、深い恋に落ちていくことなのだろうか。
.....



Catch Me If You Can」の続編。
年末にこのシリーズの新作が出ると聞いた時からすっごく楽しみにしてました。トラブルマグネットで無自覚天然ボケでうろたえ受けのCaesarが滅茶苦茶かわいいシリーズです。
彼がトラブルにつきあたるのを恋人で私立探偵のDanが救い出すのですが、いつもいつも優しい救い方ではないところもツボ。
Caesarは28歳、Danは40歳。年の差で抱擁攻めなんだけど(だからちょっと表紙のイメージはちがうなあ…)、「大人」って言うほど聞き分けがよくないDanだったりする。独占欲は強いし、強引だし、でもCaesarにめろめろ。

今回もCaesarはのっけから大きなトラブルに突っ込み、そしてトラブルはさらに彼を追い掛け回します。休む暇もなく駆けずり回りながら右往左往し、愚痴をこぼすCaesarですが、ただのドジっ子というわけではなく、芯はしっかりとしているし責任感もある。
ただ、トラブルの方が彼を決して放っておいてくれないのです。Danが溜息をついて「ニューヨークの警官はお前を四六時中張り込んでいる方が事件を解決できそうな気がする」と言う由縁です。

周囲もにぎやかで、世話焼きで過保護なイタリア人ファミリーがCaesarの面倒をみようとして、Caesarが天井を仰ぐの図もいつもの通り。
走り回るCaesarを見てるだけで楽しい一冊なのですが、事件に巻きこまれてじたばたするさなかでも、Danと彼は愛情と信頼の綱引きをしていて、その様子も今回の読みどころです。DanはCaesarが関係の変化を怖がっているのを知っているけれども、Caesarがほしい。
CaesarはDanに対して本気だけれども、一歩を踏み出すのは、いつも彼には大変なのです。
愛情以上に、その一歩のためには信頼が必要で、Danはさりげなく、色々な形でそれをCaesarに示そうとしています。決してCaesarを失望させたり傷つけたりしないと。

コメディとロマンスの入り混じったハイスピードな一冊。最後までテンションも勢いも下がらないのがさすが。
それにしても、前作からあんまりまともなところでするエロがない。今回も試着室とか路地とかあれこれ。盛り上がっちゃうと引き下がれない二人なのです。

楽しい読書がしたい時に、シリーズ第一作と合わせておすすめ。テンションあがります。

★トラブルメーカー

★Three-Star rating system★


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